新人いじめが趣味だと公言するベテラン看護師

最初からある程度は予想していた

看護師歴16年、40代の女性看護師です。総合病院の内科病棟や心療内科病棟に勤務し、現在は内科クリニックに勤務しています。看護師は女性が多い世界ですから、ある程度は何かはあるんだろうな〜、陰口と無視とかかな〜と、働く前から想像はしてました。

自分の得意分野で新人をいじめる

病棟勤務をしていたときの話なのですが、当時パートで長く務めている方がいました。仕事はテキパキできる方ではなかったですが、注射が上手な方でした。そのパートの方は新人が入職するたびに、血管の出ない患者の注射をわざと新人にさせ、失敗すると患者の前で、ここの血管を潰されるとどこもでないから困るのよね、できないなら最初から刺さないで呼んでくれないと困るんだけど、などと言ってました。それでいて、血管のでない患者を代わってほしいとお願いすると、練習しないと注射は上手にならないから、何回か刺して入らなかったら呼ぶのが普通でしょうと言って、その場がからいなくなります。その方の口癖が、「私の趣味は新人いびりなの〜」でした。主任や師長がいると優しく指導をする方でした。

職場いじめをゼロにするのは難しい

みんな色々ありながらも、見ていてくれる人や理解者・味方がいたりして、辞めたい気持ちをなんとか抑えながら乗り越えていました。いじめは、ゼロになってほしいが願いですが、実際にはゼロは難しいのではないでしょうか。スタッフの数が極端に少ないとか、男性の看護師も何人かいる職場ならゼロもあり得るのかなと思ったりはします。1人は嫌な方や変な方・合わない方がいると思うので、何かをきっかけにいじめや嫌がらせが始まってもおかしくはないのかなと思います。

自分が変われば周囲が変わる可能性も

私がこの16年で思ったことは、周りを変えるのは難しいいけれど、自分が変われば周りも変わるということです。嫌なことは必ずあると思いますが、まずは目の前にある仕事は完璧にこなせるようになり、手がすいたら他の方の仕事を手伝ったり、日勤のときは夜勤の方が来たときにここまでしてあったら助かるだろうなということをしたりしていると、上の方や先生に仕事を認められていき、任せてもらえる仕事も増えていって、自分が困っているときもいつも手伝ってもらっているからと、周りの方も助けてくれたりするようになりますよ。